自動車は、近代文明が生んだ利器として人々に多大の便益をもたらし、快適な生活を楽しませるものであるが、これを使用する人々の心構えと道路などの施設環境如何によっては、人々の生命を脅かし、生活を破壊する恐るべき凶器となりうるものであり、幾多の悲劇が繰り返しひき起こされているのが現状である。
三郷市は首都20キロ圏内に位置し、埼玉県東南部における人口急増都市として発展してきたが、近年、自動車交通量の激増、国道6号及び同4号に囲まれているための通過交通の増加等によりひき起こされる各種の交通事故は、市民の生命を脅かし、市民生活に危機をもたらすなど、極めて事態が容易でないことを憂慮しなければならない。
かかる事情から当市は、本年5月、埼玉県下における交通事故防止最重点地域に指定されるに至ったが、将来、常磐自動車道・首都高速6号線の完成によって、通過交通量の緩和が予測される一方、公共開発に伴う車両交通の増加も考えられ、交通安全対策は、最も緊要な行政課題となるに至った。
東和・彦成・早稲田の3か村合併後8年にして村から町へ、更に8年にして市へと飛躍を遂げた三郷市の十数年間はまさに激動の時期であったが、本年は市制施行5年目に当たり、交通安全対策についても更に一層の進展を期すべきときである。
よって我々は、本市におけるこれら交通事故の絶滅を期するため、市における交通安全組織を結集し、市内道路網の整備と交通安全施設の完備を促進し、同時に交通安全思想の徹底浸透を図り、全市民と共に安全で明るく住みよい都市建設を目指すため、ここにわれらが郷土三郷市を「交通安全都市」とすることを宣言する。
三郷市交通安全都市宣言
昭和52年8月19日 種別なし
(昭和52年8月19日施行)
| 制定 | 昭和52年8月19日 | 種別なし |