なぜ、基準を先に決めるのか
議員の職責は、市長の執行をチェックし、制度そのものを問うことにある。担当課で片づくことや、地域の中で動かせることまで議場に持ち込めば、議会の時間が、議会でしかできない仕事から離れていく。
だから、上げるものを選ぶ。時間がないから絞るのではない。職責に合うものだけを議場に置くために絞る。
そのとき「重要だから」「気になったから」で決めていると、結局その日の気分で決まる。声の大きい人の話が通り、静かな人の話が落ちる。
だから基準を先に決めて、公開する。ガイドラインの値打ちは、断るときに使えるかどうかでほぼ決まる。
第1関門|4つ全部を満たすものだけ
ひとつでも欠けたら、候補に入れない。点数が高くても関係ない。
04が「なんでも取り上げる人」を防ぐ本丸である。
第2関門|通ったものの、順番
第1関門を通ったものだけを、次の観点で並べる。
点数のつけ方
テーマを送るページでは、この配点で点数が出る。点数は取り上げる約束ではなく、議会で扱える形にどれだけ近いかの目安である。
第1関門を満たさない場合、点数が高くても候補にはならない。
ひとりの事案を、例外として扱うとき
個別の事案は原則として議場に上げない。ただし次の4つを全部満たすときだけ、例外とする。「重要なら例外」は例外ではなく抜け穴になるため、例外側にこそ厳しい条件を置く。
加えて、ほかの経路(担当課・情報公開・請願・司法)を尽くしたか。係争中なら司法の判断を待つ。
この条件があることで、いじめの重大事態のようなケースを「制度論としてなら上げられる/個別事案としては上げない」と一貫して切り分けられる。
自分に課すブレーキ
動かし方は、一般質問だけではない
第1関門を通っても、議場に上げないことがある。そのテーマにとって、議場が最適とはかぎらないためである。その場合は、ほかの方法を探す。
基準を、自分の過去に当てはめた
全部通るなら、基準として
機能していない。
基準を作ったあと、任期1年で自分が行った一般質問6テーマに当てはめた。結果は次のとおり。
引っかかった2本は、どちらも同じ理由だった。現状を数字で聞く問いを、議場に持ち込んでいた。
そこで、運用をひとつ足した。現状の数値は事前に照会して質問文に書き込み、議場で聞くのは「その数値をどう評価し、どう変えるか」に限る。
改定について
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断るときに使えるかどうかで、決まる。