起きる前に、
気づく。
テクノロジーで一次スクリーニングをかけ、行政の数字に潜む「異常のきざし」を、いち早く見つける仕組みを、三郷市に。
予算・決算・入札・契約の公開データを、AIが下調べする。「気になる数字の動き」を早い段階で拾い、人の目はその確認に集中する——起きてから調べるのではなく、起きる前に気づく市政へ。
各点は1件の入札です。落札率が高いこと自体は問題ではなく、予定価格を事前公表している場合や、きちんと積算すれば上限近くになるのは自然です。見るのは、事前公表していない案件で、特定の相手だけが繰り返し上限に近づく——といった、制度で説明のつかないパターンだけです。
— 鈴木優作(三郷市議会議員・創政MISATO)が取り組んでいます
Why now
終わってからでは、
守れない。だから、先に。
いまも、監査委員による監査や議会の決算認定など、複数のチェックが働いています。ただ、予算・入札・契約だけで年間数千件。その中から人の目を向けるべき所を素早く見つけられれば、既存のチェックはもっと活きます。大切なのは、誰かを責めることではなく、気づける仕組みを、先に用意しておくことです。
だから私は、その仕組みを三郷市に持ち込みたい。既存のチェックを置き換えるのではなく、効率よく後押しする補助線として。あわせて、チェックに必要なデータの公開を広げることも、議会で求めていきます。これを、私自身の取り組みとして進めます。
How it works
AIが気づき、人が見極める。
見るのは、職員一人ひとりではなく、公開された数字の動きです。役割を分けます——AIは、公開されているデータをざっと下調べする。人は、AIが見つけた気になる点の背景を確かめ、判断する。最後に決めるのは、いつも人です。
集める
市が公開している予算書・決算書・入札結果・契約データを自動で集め、比較できる形に整える。バラバラのPDFやExcelを、AIが読めるデータに変えます。
AIが見つける
異常のパターンをAIが自動で検出(一次スクリーニング)。落札率の偏りや、予算と決算のズレなど、小さな異常も含めて「要注意」の候補をAIが見つけ出します。
人が確かめる
旗が立った案件だけを、人が重点的に精査。正当な理由があるか、説明がつくかを確認し、必要なら議会で質す。監査の力を、要点に集中させます。
Signals
「小さな異常」も、見逃さない。
金額の大きさより、パターンの不自然さを見ます。一つひとつは小さくても、重なると意味を持つ兆候を拾います。
——ただし、その多くには正当な理由があります。ここで見るのは「あやしいから疑う」ではなく、「念のため確かめて、説明がつけばそれで終わり」にするための入口です。
落札率の「張り付き」 99–100%
予定価格ぎりぎりの落札が、特定の業者や部署に偏って続いていないか。予定価格の事前公表や積算の精度など、制度上の理由もあるため、背景まで含めて確かめます。
いつも同じ顔ぶれ 関係の固定
勝つ業者が不自然に回り持ちになっていないか。地域で対応できる業者が限られる事情もあるため、それだけで問題とはせず、他のサインと重なるかを見ます。
議決ラインの直下 分割の確認
議会の議決や競争入札が必要になる金額の、わずか下に契約が偏っていないか。工区や工期を分ける正当な理由が多いので、同じ事業・同じ時期の分割に限って背景を確かめます。
予算と決算のズレ 数年の傾向
毎年大きく使い残す、または毎年補正で膨らむ事業がないか。入札で安く済んだ差額など正当な理由も多いので、単年ではなく、同じ傾向が何年も続く場合に見ます。
数字そのものの整合性 データ品質
資料の間で数字が食い違っていないか。多くは単純な転記ミスや集計の誤りです。不正を疑う前に、まず土台の数字が正しいかを確かめ、誤りは早く直せるようにします。
お金と人のつながり 利益相反
受注業者と、議員・関係者との関係を、公開情報(登記・政治資金報告など)の範囲で参照し、確認の手がかりにします。ただし、同姓一致などの弱い手がかりだけで人を名指しはしません。まず対象は、議員である私自身です。
ここで挙げた6つは一例です。予算・入札・契約・補助金・人件費など15分野・267項目の実際のチェック観点を、分野別にすべて公開しています。
No false alarms
「増えた=あやしい」では、ない。
工事費や事業費の増加には、正当な理由が数多くあります。国や県の制度で説明できる分は差し引き、説明のつかない「残り」だけを異常候補にします。
+6.0%
国が毎年見直す公共工事の人件費の単価(令和7年度は職種平均で約6%・13年連続の上昇/国交省公表)。その分、工事費が上がるのは当然です。
資材高騰分
鋼材・燃料などの高騰時に契約額を見直す、公共工事の契約約款のしくみ。要件を満たした増額は、正当な変動として扱う。
事業費増
国の給付金・報酬改定・無償化などによる特定事業の急増は、通知や予算措置と突き合わせて正当と判定。
逆に、スライド条項への便乗や、単価改定に紛れた水増しといった「正しい仕組みの悪用」も、同じ照合で見抜きます。
Principles
疑うためでなく、信頼を築くために。
疑いは、断定しない
AIが立てる旗は「あやしい」ではなく「確かめるべき」の印。人の確認と正当な説明を経るまで、結論にはしません。
名指しより、仕組みを正す
個人を吊るし上げるのが目的ではありません。意図せず不公平が生じやすい制度の隙間そのものを見直し、同じことが起きない形にします。
まじめな仕事を、守る
職員を疑うための仕組みではありません。膨大な確認は機械に任せ、正しい仕事は「正しい」と早く示せるようにする。現場の負担を増やさず、むしろ軽くするための道具です。
市民が、同じ数字を見られる
チェックの結果や市の財政データを、市民が誰でも確認できる形で公開する。透明性は、行政と市民の信頼の土台です。
Our aim
だれもが数字を確かめられる、
信頼で選ばれる三郷市へ。
AIが公開データを見守り、人の力を大事なところに集中させる。職員が本来の仕事に力を注げて、市民も安心して数字を見られる——そんなまちを、私自身の取り組みとしてつくっていきます。
※ 本ページは、鈴木優作が議員として進めている取り組みの説明です。ここで示すチェックの仕組みは、特定の個人・企業の不正を断定・告発するものではなく、公開データをもとに「確認すべき点」を効率的に見つけ、行政の透明性を高めることを目的としています。