Healthy Life Expectancy
8,359

要介護認定者の推計(令和12年度)

要介護になる人を1割減らせたら、
10年でいくら違うのか。

認定者は令和5年度の6,524人から令和12年度に8,359人へ、7年で+28%の推計です。特定保健指導の終了率は5.7%(目標60%)、フレイルという言葉の認知度は11.5%(目標30%)。ここを動かせたら、何が変わるのか。

6,524要介護認定者(令和5年度)
5.7%特定保健指導の終了率(目標60%)
11.5%フレイルの認知度(目標30%)

認定者が1人減ると、給付はいくら減るのか

総給付費105.4億円(令和8年度)を、そのころの認定者数(推計で約7,300人)で割ると、1人あたり年約144万円。認定者の増加を緩やかにできれば、その人数×この単価が減ります。

健康寿命(埼玉県方式)は男17.46年・女20.62年。65歳から要介護2以上になるまでの期間です。これが1年のびるということは、重い認定に入る時期が1年遅れるということ。

減る認定者(延べ人年)=推計の増加分 × 抑制率 × 年数 減る給付=延べ人年 × 1人あたり年144万円

前提を、あなたが動かしてください

起点は推計の増加分1,835人(7年)と、1人あたり年144万円。抑制率と投資額を動かします。期間は10年。

推計の増加分(年約262人)のうち、予防で防げる割合。効果があるという仮定の数値です。候補ページの問いは「1割」。

10%

特定保健指導の終了率5.7%を目標60%に近づける体制、通いの場、栄養と運動の教室。全額を市が出す厳しめの前提。

0.5億円/年

105.4億円÷約7,300人で144万円。軽い認定なら小さく、重い認定なら大きいので、幅を持たせています。

144万円/年
10年で減る給付(全体)
うち市の財布に戻る分
投資との差(市の財布)

そもそも、誰の予算か

健診と保健指導は市の仕事。介護給付が減った分は、法定の割合で全員に戻ります。

負担するのは割合・立場性格
特定健診・保健指導市(国保)国保の保険者として市が実施。国・県の補助あり
フレイル対策・通いの場地域支援事業。国・県・保険料の分担あり
介護給付(減る分)国25%・県12.5%・市12.5%・保険料50%市に戻るのは12.5%

だから介護予防投資の回収と同じで、市の財布だけで見ると回収しにくい。元気でいられる年数と、保険料の側に戻る分を含めて判断する必要があります。

この試算で、いちばん揺れやすいところ

都合の悪い前提こそ、先に書いておきます。

  • 「抑制率」は仮定です。保健指導の終了率を上げれば認定者が減る、という因果は、簡単には実証できません。
  • 1人あたり144万円は平均です。予防で防げるのは軽い認定が多く、実際の減る単価は平均より小さい可能性があります。
  • 健康寿命の定義は埼玉県方式(要介護2以上まで)で、国の方式と単純比較できません。
  • 効果が出るまでの時間差を無視しています。予防の効き目は数年遅れて現れます。

したがって、この数字は「予測」ではありません。「前提がこうなら、お金はこの方向に動く」という関係の確認です。

私の考え

特定保健指導の終了率5.7%という数字を見たとき、ここは伸びしろしかないと思いました。目標は60%。10倍の開きがあります。

数字にすると、市の財布に戻る分は小さい。それでも、要介護になる時期が1年遅れることの価値は、給付の額では測れない。本人にとっても、家族にとっても。

だから私は、健診と保健指導を「受けてください」と呼びかけるだけでなく、市のほうから届く仕組みにします。先輩世代への手紙に書いたことと同じです。

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Sources & Assumptions

  • 要介護認定者 令和5年度6,524人→令和12年度8,359人: 三郷市介護保険事業計画(第9期)の推計。
  • 総給付費 令和8年度105.4億円: 令和8年度当初予算。1人あたり年144万円は、令和8年度の認定者を推計から約7,300人と置いた粗い割り算です。
  • 健康寿命 男17.46年・女20.62年(埼玉県方式)、フレイル認知度11.5%(目標30%)、特定保健指導終了率5.7%(目標60%): 市の健康関連計画の指標。
  • 抑制率・投資額は仮置きです。
作成:鈴木優作(三郷市議会議員/創政MISATO)
数字の誤りや、前提の置き方へのご指摘をお待ちしています。