Misato × Nagareyama · Child-rearing
「母になるなら、流山市。」の隣で
三郷の子育て、
実は。
流山は子育て支援で全国的に有名。でも三郷も、待機児童ゼロ・医療費の窓口負担が原則なし・送迎保育ステーションを"持っている"——知られていないだけ。一方で、流山が明確に先行する分野もある。令和8年度の公式データで、そのまま並べます。
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待機児童(三郷・流山とも/R7.4.1)
0
こども医療費の窓口負担(三郷・高3まで)
あり
送迎保育ステーション(三郷も保有)

三郷と流山、子育て支援をならべて見る。

全国的に知られる流山と、三郷を、課題別に横並びにしました。結論から言えば——三郷が同等以上の項目(待機ゼロ・医療費・送迎ステーション・産後の訪問ケア)も、流山が明確に先行する項目(病児保育・支援拠点・発信力)も、どちらもあります。都合よく切り取らず、事実として言える範囲で。数字は2026年7月・令和8年度時点、出典は末尾に記載しています。

Different Premises

「別格」に見える流山。でも、前提が違う

優劣より、課題ごとに「事実」で並べる

流山は「母になるなら、流山市。」で全国に名が知られ、子育て世代の転入で人口が急増しています。ただ——三郷は埼玉県の市、流山は千葉県の市で、人口トレンドも財政の体力も違う。流山の手厚さは、つくばエクスプレス開業(2005年)以降の地価上昇・人口急増・税収増という好循環に支えられている面が大きい。だから「どっちが上」と単純に比べるより、課題ごとに事実で並べて見るのが正確です。(まちの費用の違いは まちのコスト比較 に)

三郷市埼玉流山市千葉
所属埼玉県の市千葉県の市
人口約14.2万人21万人超
年少人口の傾向減少傾向増加(子育て世代が転入)
三郷=令和8年7月1日 141,778人。流山は人口増加率が全国の市で6年連続トップ級。
Misato Already Has It

実は三郷も、持っている

流山のイメージが強いだけで、次の分野は三郷が同等——むしろ手厚い項目もあります。

待機児童

三郷市埼玉流山市千葉
待機児童数0人0人
基準日令和7年4月1日令和7年4月1日
両県の公式集計で確認。人口急増下でゼロを保つ流山も見事だが、三郷もゼロ=同等。※令和8年4月1日時点の数値は両県とも未公表(例年8月下旬ごろ公表)。

こども医療費助成

三郷市埼玉流山市千葉
対象年齢高3の年度末まで高3の年度末まで
所得制限なしなし
窓口の自己負担原則なし通院1回200円・入院1日200円
調剤は無料/同一医療機関で通院6回目以降・入院11日目以降は無料/非課税世帯は一律無料
対象・所得制限は同等。窓口負担は三郷が原則なしで手厚い(ただし1医療機関1か月21,000円以上や県外受診はいったん立替→償還)。流山も調剤無料・回数上限・非課税世帯無料の仕組みがあります。

送迎保育ステーション

三郷市埼玉流山市千葉
有無あり(2施設)あり(2施設)
対象・送迎先満2歳〜/17施設へ送迎市内の認可園へ送迎
料金日100円(月2,000円上限)月額2,000円/1日100円
駅前で預かり各園へバス送迎する仕組み。流山の代名詞だが、三郷も同型・同料金で保有している。

産後ケア

三郷市埼玉流山市千葉
類型宿泊・通所・訪問の3類型宿泊・デイケアの3類型(訪問なし)
回数出産1回につき6回まで3類型あわせて最大7日
自己負担宿泊3,500/通所1,500/訪問500円所得に応じて決定
三郷は自宅に来てくれる「訪問型」まである(流山は訪問型なし)。回数は流山がやや多い。非課税・生保世帯は三郷は無料。
Where Nagareyama Leads

流山が、明確に先行している

ここは認めます。次の分野は流山がはっきり上です。

病児・病後児保育

三郷市埼玉流山市千葉
施設数1施設3施設
対象年齢生後11か月〜小3生後6か月〜小6
料金日額2,000円4時間2,000円(超過1時間300円)
非課税世帯1,000円/生活保護・里親は無料
施設数(3対1)・対象年齢の広さ(小6まで vs 小3まで)で流山が明確に先行。

地域子育て支援拠点(つどいの広場など)

三郷市埼玉流山市千葉
拠点数9か所15か所
三郷は子育て支援センター2か所+つどいの広場7か所=9か所(第3次みさとこどもにこにこプラン)。流山は保育園併設型を令和6〜8年に続々開設し15か所。人口差(流山21.7万/三郷14.2万)を踏まえると、差は数字ほど大きくありません。

給食・学童の「あと一歩」と、発信力

給食費令和8年4月から国が公立小学校を対象に負担軽減を開始し、これは両市に等しく及びます。そのうえで中学生の第3子以降の無償化は流山が千葉県事業として令和8年度も継続。三郷には独自の無償化はありませんが、令和8年度予算で給食費の値上げ抑制(賄材料費支援 約2億2,940万円)を行っています。
学童(放課後児童クラブ):三郷は月額10,000円(児童クラブ負担金。生活保護等は免除、ひとり親世帯等は半額)、流山は月額9,500円(上限額。延長保育料は別途)。三郷の金額は入室案内と条例に明記されていますが、HTMLページからは辿りにくい——金額そのものより、情報の届き方に改善の余地があります。
そして発信力:流山は「母になるなら、流山市。」「父になるなら、流山市。」を掲げ、専任のマーケティング部門で子育て世代に訴え続けてきました。三郷は施策自体は充実しているのに、対外的な発信に伸びしろがある——ここが一番の差かもしれません。

Why The Gap

なぜ差が出るのか——前提の「好循環」

これは優劣ではなく、置かれた条件の違い

流山の手厚さは、つくばエクスプレス開業 → 地価上昇 → 子育て層の転入 → 税収増 → 再投資という好循環に支えられています。子育て世代が増えるほど、施策の原資も増える。三郷とは人口トレンド・財政基盤の前提が違います。だから流山と同じことをすぐに、とはいきません。まちの費用構造の違いは まちのコスト比較 に整理しています。

三郷市埼玉流山市千葉
総人口約14.2万人21万人超
年少人口(0〜14歳)減少傾向増加
人口の勢い開発地区で若年流入増加率 全国の市で連続1位級
流山は子育て世代の転入で「年少人口まで増える」稀有な自治体。三郷は市全体では年少人口が減少傾向で対照的。
My View

だから三郷は——まず「持っている強み」を届ける

流山に学ぶべきは、施策そのものより"届け方"かもしれない

三郷は、待機児童ゼロも、医療費の窓口負担が原則なしも、送迎保育ステーションも、産後の訪問ケアも、すでに持っています。なのに、知られていない。まず、この「持っている強み」を発信すること。それが最初の一歩です。

その上で、現実的に追いつく余地は——地域子育て支援拠点のさらなる充実(9か所から、もう一歩)、病児保育の施設・対象年齢の拡大学童の料金・待機の"見える化"(金額は案内にあるが辿りにくい)給食(中学・多子)の独自軽減。「隣の芝生」と諦めるのではなく、持っている強みを発信し、足りない所を一つずつ。それが、現役世代・子育て世帯に選ばれる三郷への道だと考えています。

関連:子育て世帯の転入インパクトまちのコスト比較。本ページは鈴木優作が公式データからまとめた非公式の資料です。

本ページは「鈴木優作調べ」です。公表資料をもとに個人でまとめたもので、市・議会・会派の公式見解ではありません。数値や制度は時点により変わります。実際のご判断は、必ず三郷市・埼玉県・国など公式情報をご確認ください。

Sources & Notes

作成:鈴木優作(三郷市議会議員/創政MISATO)
都合よく切り取らず、事実として言える範囲で。