Annual Report · Year 1
任期開始から1年。何を問い、何を引き受け、何を描くか。
1年の、報告。
2025年8月の就任から1年。8月11日の市政報告会(Zoom開催)でお話しした内容をまとめたものです。個別の施策や予算の網羅は市政レポートに譲り、ここでは「私が何を大事にし、何を問い、何を引き受け、これから何を描くか」を、一人称で率直に。
現役世代
の声を、三郷の未来へ(私のミッション)
チェック機能
議員の原点に立って、問いを重ねた1年
当事者
除名審決に、賛成した一人として

この1年で、あなたの街に何が起きたか。

任期1年目の市政報告です。就任は2025年8月、1,703票の信託から始まりました。この1年、私は「議員は行政のチェック機能」という原点に立って一般質問で問いを重ね、議会が下した除名処分が「違法」と認定される重い出来事にも、賛成した一人として向き合ってきました。その総括と、これから描くことを、率直にご報告します。

三郷のまちなみ
1,703

2025年7月の選挙でいただいた票の数です。
8月11日に、任期が始まりました。

私は鈴木優作、34歳。三郷で子育てをする現役世代のひとりです。 ここに書いたのは、任期1年の中間地点での率直な総括です。 答えを配るためではなく、一緒に考えていただくために公開しています。

My Promise

自分に課した、3つの約束

01
現役世代の声が市政に届く仕組みを増やす
02
その声を起点とした政策を実現する
03
まちづくりに参加する現役世代を増やす

子育て、教育、暮らしの安全——日々の生活で感じる「もっとこうだったら」を、政策に変えていく。それが私の仕事だと思っています。 → 約束は、どこまで進んだか政策・ビジョン

The Core Role

議員の仕事は、チェックすること

市長も議員も、市民がそれぞれ直接えらぶ。
だから、対等にチェックし合う。

これを二元代表制といいます。対立のためではなく、より良い市政のための建設的な緊張関係です。 議会の第一の役割は「行政が適切に仕事をしているか」を確かめること。

01
チェックする
決算書・予算書を読み込み、数字で確かめる。この1年、いちばん力を入れてきたのがここです。
02
提案する
見つけた課題を、一般質問や委員会で制度の形にして問う。
03
つなぐ
市民の声を、行政が組織として受け止められる形にして渡す。
How I Judge

判断のときに、守っていること

是々非々
会派の論理ではなく、市民にとって良いかどうかで判断する。
事実に基づく議論
感情論ではなく、データと事実で語る。
個別事案は担当部署へ
議員が個別に圧力をかけるのではなく、行政が組織として対応できるよう「つなぐ」。

地方議員の職責とは二元代表制ってなに?

除名に賛成した、
19人の一人です。
What Happened

何が起きたか

政治倫理審査会の報告を経て、議員辞職勧告決議が可決
ある議員(関根和也議員)の言動をめぐって。
12月定例会で懲罰が重ねられ、最終的に「除名」が可決
出席20名のうち19名の賛成
2026年7月10日、埼玉県知事が「処分を取り消す」と審決
除名は「議会の裁量権の範囲を逸脱し、又は濫用した違法な処分」と認定されました。
My Responsibility

私は、どう受け止めているか

議会が可決した処分が違法と認定された以上、
その責任は、賛成した議員全員が負うものだと考えています。

誤解のないように付け加えます。審決は、関根議員の発言・投稿の一部を「懲罰事由に当たる」とも認定しています。 取り消されたのは"処分"であって、言動が免罪されたわけではありません。 ある言動をどう評価するかと、その処分が適法だったかは、分けて考える必要がある。私が重く受け止めているのは、後者です。

私の解釈を、一つだけ記します。「議会は怒りの総量で量刑を決め、制度の射程を超えた」——ここが、この審決のいちばん重い指摘だと考えています。 だからこそ、量定の妥当性・懲罰の範囲・議事運営・第三者性の確保・透明性・ルールの明文化・法的視点の導入——検証すべき論点を、いま所属会派(創政MISATO)の中で議論しています。

※本節のうち「解釈」は私(鈴木優作・除名議決に賛成した一人)個人の見解であり、議会・会派の公式見解ではありません。「 」の引用は審決書の原文です。 → 除名審決の引用と解釈(審決書の原文つき・8つの論点)

This Year's Work

この1年、何を問うたか

既存のルールの"解釈"を広げること。
曖昧なままの"定義"を、はっきりさせること。

01
解釈の拡張——既存のルールで、新しい可能性を開く
令和8年6月、市の「返信は原則行わない」という運用方針について問いました。職員の手作業による返信と、AIによる自動応答を"区別"すれば、運用方針の壁は越えられるのではないか。ルールを活かして、解釈を広げる。
02
定義の明確化——曖昧を、はっきりさせる
令和8年3月には「守秘義務」の定義を問いました。セキュリティが担保されたAIで行政データを分析することは、地方公務員法第34条の守秘義務違反に当たるのか。曖昧なままでは、行政はAI活用に踏み出せません。あわせて「人による実質的な関与」の定義づけを求め、市から枠組みの答弁を引き出しました。

議会運営でも同じです。付属機関と任意の会議体の"法的な位置づけの区別"、そして議会基本条例による原則の明文化——定義と原則をはっきりさせることを、一貫して求めてきました。 → 令和8年6月 一般質問令和8年3月 一般質問議会運営を考える

The Reality

1年で見えてきた、三郷の現実

100.7%
経常収支比率(令和6年度決算)。
令和5年度は97.7%でした。

100%を超えたということは、毎年入ってくるお金だけでは、毎年出ていくお金をまかなえないということです。 貯金にあたる財政調整基金は令和6年度末で約38.8億円。令和8年度予算は617.5億円で、19年ぶりのマイナス予算でした。 「あれもこれも」はもう選べない。だからこそ、何を優先し、何をやめるかの議論が要ります。

三郷市の財政を知る(1億円を1万円に置きかえて見る)

On the Ground

暮らしの現場の、具体的な課題

この1年、一般質問などで取り上げてきたものです。

交通安全
常磐道・外環道・首都高6号三郷線の3路線だけで、平日24時間の交通量は延べ約25万台(道路交通センサス等の単純合計)。その要衝で暮らす歩行者の安全。
行政のデジタルと透明性
AI活用の法的整理、プロポーザル選定の説明責任、LINE一元化(登録は3月時点4,500人→6月時点6,500人超)。
子育て世代が市政に関われない壁
「会議中に保育園から呼び出し」。この板挟みが、参画をためらわせています。
雑草・空き地
草の問題に見えて、実は「誰の土地を・誰の費用で・どこまで」という責任の設計の問題。三郷市にも「あき地の雑草等の除去に関する条例」があり、勧告・命令・代執行まで定められています。問いは、それが使われているかです。
自主防災
131組織(町会・自治会ベースの組織率97%)。担い手と資機材の確保。

雑草と空き地の課題活動の記録市政レポート(施策の全体像)

WHAT I'M ENVISIONING

「拡大」ではなく
「縮充」へ。

少子高齢化のなかで、公共事業を増やし続けることはできません。私が描くのは縮んでも充実する仕組みです。 施設の複合化、官民連携、デジタル活用で、量を追わずに質を上げる。行政は「何をするか」より「何をしないか」を決める時代だと考えています。

三郷中央・三郷・新三郷——駅前がまだ発展途上なのは、裏を返せばこれから一緒につくれる余白があるということ。 つくばエクスプレスと物流の要衝という強みを活かし、届出のオンライン化、MaaS、見守りのデジタル化…「ポケットに行政を」入れていく。 そして議員の仕事こそ、テクノロジーでアップデートする。

まず現役世代が活発に動けるまちを、皆さんと。

Let's Talk

この報告を、直接お話しします

異論・ご指摘こそ歓迎です。

8月11日(火・祝)の市政報告会・対話会で、直接お話しし、直接うかがえたら嬉しいです。

市政報告会・対話会のご案内 →

本ページは「鈴木優作調べ」です。公表資料をもとに個人でまとめたもので、市・議会・会派の公式見解ではありません。数値や制度は時点により変わります。実際のご判断は、必ず三郷市・埼玉県・国など公式情報をご確認ください。

Notes

作成:鈴木優作(三郷市議会議員/創政MISATO)
答えを配るためでなく、一緒に考えるために。