なぜ、議員が発信を絞るのか
現場を見ているのは、三郷市の職員です
三郷で災害が起きたとき、避難所を開け、被害を確認し、情報をまとめているのは三郷市の職員です。第一線にいる人たちが、確認できた事実を、責任をもって発表する。それが行政の情報発信です。
そこへ議員が別ルートで情報を流せば、どうなるか。「議員が言っていた」情報と、市の公式発表が食い違えば、現場は問い合わせ対応に追われます。ただでさえ人手の足りない状況で、確認作業を増やすことになる。それは、市民のためになりません。
3.11の教訓——善意の発信が、混乱を広げた
東日本大震災のとき、SNSで個人の発信が錯綜し、混乱が広がりました。悪意ではなく、「助けたい」という善意から出た未確認情報が、拡散され、現場を混乱させた。この教訓を、私は忘れないようにしています。
だから私は、災害時の発信を極力「一次情報」に絞ります。私が見聞きしたことを速報するのではなく、発表元そのものへ、皆さんを案内する。それが、いま私にできる最も確実な貢献だと考えています。
議員のところには、確定する前の情報が入ってきます
私も、発信したくなります。現場を見れば伝えたくなるし、「役に立ちたい」と思う。その気持ちは、とても自然なものです。
ただ、議員という立場には、少し特殊な事情があります。私たちのところには、まだ確定していない情報が入ってくるのです。市の公式発表より、少し早く。そこで「善意で」それを流すと、何が起きるか。
受け取った人は、公式発表と食い違う二つの情報を前にします。どちらが本当か分からないから、市役所に電話して確かめる。その電話を受けるのは、三郷市内の避難所を開け、被害を確認している最中の職員です。情報を届けたつもりが、現場の手を止めてしまう。
善意だからこそ広がり、速いからこそ確認が追いつかない。だから私は、自分にルールを課すことにしました。次の3つです。
災害時、私が守る3つのこと
一次情報リンク集
災害時に開くページです。いま、ブックマークしておいてください。通信が不安定なときほど、探す時間が惜しくなります。
とくに三郷は水害のリスクがあります。キキクル(危険度分布)と川の水位は、避難の判断に直結します。
① まず、三郷市の情報
② 気象・地震・災害(国)
③ 埼玉県の情報
④ 川の水位・洪水(三郷で最重要)
⑦ 安否確認・その他
⑧ X(旧Twitter)で、リアルタイムに追う
速さではXが最も早いことがあります。まず公式アカウントを。
下はキーワード検索(最新順)です。現場の様子が最も早く流れますが、未確認の情報や誤情報も混ざります。行動を決める前に、必ず上の公式・行政の発表で裏を取ってください。
※リンク先は各機関の公式ページです(2026年7月に疎通確認)。「171」「0120-954-310」はタップで発信できます。SNSでは、気象庁・首相官邸(災害)・国土交通省・NEXCO東日本・JR東日本・三郷市公式・三郷市観光協会などの公式アカウントをフォローしておくと、通知で早く気づけます。
では、議員は何をするのか
私がやるのは、この3つです
速報を流すかわりに、三郷市議会議員だからできることに時間を使います。
① 平時に、備えを問う。備蓄は何人分か、避難所に何が置いてあるか、要配慮者の名簿は機能するか——災害が起きる前に、議会で確かめる。それが議員の本来の仕事です。
② 災害時は、一次情報にたどり着ける状態をつくる。私が持っているつながりは、私が発信するためではなく、皆さんが確かな情報に直接たどり着ける状態をつくるためにあると思っています。どこを見れば分かるのかを整えておくこと。それが、私の責務だと考えています。
③ 落ち着いてから、検証する。何が足りなかったのか、次にどう備えるのか。それを議会の場で問い、記録に残す。
困ったことがあれば、平時から
災害の前でも後でも、暮らしの困りごとは LINE でお寄せください。ただし、災害の発生中は、命に関わることは迷わず119番・110番へ。私への連絡より、そちらが先です。